人間の体温調整の役割を担っている汗は、化粧が崩れたり汗臭くなったりと、美容面に関してはあまりプラスに働く事がないですよね。
スキンケアの面でも、汗はニキビの原因になってしまうので注意が必要です。
美容や健康の為に運動を心掛けている方は多いと思いますが、そんな人は運動中や運動後の汗がニキビの原因になっていないか振り返ってみてください。
汗はニキビの原因になる
ニキビがよくできるという人は、汗をかいたときの適切な処理ができておらず、ニキビ発生の原因になっている可能性があります。
汗はニキビにあまり悪影響がなさそうなイメージですが、どんな点が関係しているのか知っておきましょう。
- 汗で湿った肌は細菌が繁殖しやすい
- 蒸発時に必要な油分も奪われ乾燥する
- タオルや衣類の袖でゴシゴシ拭いて肌を傷つけてしまう
順を追って解説していきます。
湿った肌は菌が繁殖する
肌や衣類が湿った状態にあると、皮膚表面の雑菌が繁殖しやすい環境が整ってしまいます。
結果的に肌を清潔な状態に保てず、ニキビだけじゃなく痒みの原因になる事もあります。
痒みを感じ、無意識に掻きむしったりしているとその刺激もニキビの原因になります。
油分が奪われて乾燥する
先述したように、汗をかいていると皮膚は湿っている状態にありますが、汗が蒸発すると皮膚表面の必要な油分も奪ってしまい、乾燥肌になってしまいます。
汗をかいたあとに乾燥しやすいというのは盲点になりがちです。
ニキビの原因は皮脂の過剰分泌による毛穴詰まりです。
汗が蒸発して皮膚が乾燥すると体が水分を与えようとして皮脂を分泌し始めます。
そうするとテカリやベタつきの原因にもなりますし、のちにニキビに発展しやすくなってしまう悪循環にハマってしまうのです。
タオルや衣類でゴシゴシ擦り、肌を傷つける
これは結構男性にありがちなのですが、汗を拭く時にタオルや服の袖でゴシゴシ拭いてたりしませんか?
私も部活で汗をかいた時はTシャツの袖で拭いたりしていたのですが、それはタブーです。
ふんわりとしたタオルでも強くこすると繊維が肌を傷つけてしまいます。
肌を傷つけるとそこから菌が入り込みニキビを始めとする肌荒れ全般の原因になります。
もちろんゴシゴシ擦ったくらいでは肌荒れしない人もいますが、敏感肌を自覚した事がある人は肌への刺激も気を付けましょう。
ニキビを防ぐ汗の処理
汗には思わぬニキビや肌荒れの原因が潜んでいるので適切な処理が大事になってきます。
ここでは具体的にどんな汗の処理方法がニキビを防ぐ事ができるのか解説します。
清潔なタオルで優しく
先程のゴシゴシ拭きとるの対処方は当然ですが優しく拭き取る事で対処できます。
運動後や夏場の大量に汗をかいた時はタオルでゴシゴシと拭きたくなる気持ちは分かりますが、肌を傷つけないように優しくポンポンと拭きましょう。
使用するタオルは清潔な物が好ましく、1日の中でも午前と午後用で2枚タオルを用意するなど常に清潔な物を使うようにしましょう。
洗顔と保湿
汗をかいたあとはそのままにしない事が重要なので、タオルでふき取るだけでも十分ですが、出来れば水で洗顔できれば好ましいです。
日中帯でも乾燥を防ぐために化粧水も使えれば尚良しですね。
毎回洗顔料を付けて洗うのは必要な油分まで洗い流す原因にもなるので、洗顔料を使うのは朝晩の2回で大丈夫です。
化粧水は洗顔後に使うイメージが強いですが、乾燥が気になるときは洗顔していないときでも塗ると、皮脂の過剰分泌を抑えることができます。
まとめ
汗をかくことは代謝を高めたり、老廃物を排出する事ができるので美容・健康にとってプラスです。
しかし汗をかいてそのままにしておくとニキビや肌荒れの原因になるので、この記事で紹介した事も注意してしっかり処理しましょう。
化粧水などは様々な商品を試して自分の肌に合ったものを決めておくといいです。
もちろんニキビの原因は1人1人違うので、汗の処理だけしても治るとは限りません。
食生活や生活習慣なども見直し、出来る事から1つずつ対策していきましょう。