お風呂で全身を隈なく洗っていても、ついつい意識が行き届かない事が多くなってしまうのが「へそ」。
お腹周りを洗っていても、へそまでしっかり洗う人というのは意外と少ないのでは?
体の構造的に、なかなかへそのニオイは確認しづらいのですが、実は臭くなっているかもしれないので一度指でなぞって嗅いでみてください。
そしてへそから「ワキガのようなニオイ」がした方は要注意です。
へそからワキガ臭がした方はへそが臭う原因を知っておきましょう。
へそからワキガ臭がする?
へそはご存じの通り胎児の頃に母親から栄養を受け取っていた名残であり、お腹の真ん中にあります。
くぼんでいるので汚れが溜まりやすいのですが、別にケアをしなくても体調に影響が出る訳ではないのであまり触らない人も多いでしょう。
しかし、へそは人によってはワキガのようなニオイを放ってしまう場合があります。
ワキガは脇のニオイというイメージがありますが、へそが臭くなる理由は以下の通りです。
- アポクリン汗腺の分布
- 汚れが溜まりやすい
それぞれ解説していきます。
アポクリン汗腺の分布
ワキガの原因であるアポクリン汗腺は体の限られた部位に存在しています。
- 脇の下
- 耳の中
- 陰部
- へそ回り
こんな感じで臭いやすい脇の下の他にも、耳の中やへそ周辺にも分布しています。
アポクリン汗腺から分泌される汗には皮脂やタンパク質が含まれているので臭くなってしまうのですが、その元凶がへそ周辺にも分布していると言われているのです。
自分がワキガかどうかセルフチェックする方法は様々あるので、当てはまる人はへそも臭くなりやすいかもしれません。
汚れが溜まりやすい
へそは見た目通りどうしても汚れが溜まりやすく、汚れが蓄積されると臭くなってしまう原因になります。
しかもお風呂の度に指をつっこんでガシガシ洗う訳にもいかないので尚更。
汚れ具合は「ヘソゴマ」を見ると分かりやすいと思います。
黒い汚れがへばりついている人は定期的なへそのケアをしていくと良いでしょう。
へそのケア
グリグリ厳禁
へそはとてもデリケートで、過剰にいじると炎症を起こしたりする危険性があります。
よく「へそごまを取るとお腹を壊す」という噂を聞きますが、実際にヘソゴマを取っても内蔵に影響が出る事は無いとされています。
しかし皮膚が薄く、炎症を起こしやすいへそに爪を立ててグリグリやったり、長時間お腹を出している事で間接的に腹痛へ繋がる可能性はあると思います。
アポクリン腺が分布し、ワキガ特有のニオイを発している場合には、なるべく優しくへそを洗う事が重要です。
オリーブオイルと綿棒で優しく
私も小さい頃はよくヘソゴマを爪でぐりぐり取っていましたが、それはダメです(笑)
最善な方法はオリーブオイルをへそに流し込み、汚れを柔らかくした所を綿棒で優しくなぞってあげる方法です。
もしオリーブオイルが無い場合はクレンジングオイルでも大丈夫です。
お風呂に入ったタイミングで「オイル&綿棒」で優しく汚れを落とします。
注意
なかなかヘソゴマや汚れが落ちなくてもグリグリしすぎないでください。
綿棒といえどほじりすぎはお腹が痛くなってしまう原因になります。
毎日オリーブオイル綿棒をやる訳にもいかないので週1回とかにするとよいでしょう。
汚れを落としたからといってワキガ臭が簡単に改善される事はないですが、日ごろのケアが臭いを悪化させない環境作りへ導きます。
まとめ
脇に比べると臭うケースは少ないへそですが、もしニオイが気になるようでしたら、この記事で紹介した優しい洗い方でケアしてあげましょう。
記事内でも書きましたが、へそは刺激を与えすぎると炎症を起こしたり膿が出てきたりしちゃうので、いじりすぎないようにしてください。
わき毛とワキガの関係でも紹介した通り、アポクリン汗腺は毛穴に付随する形であるので、毛の処理も臭い対策になります。
いわゆる「ギャランドゥ」の人は毛を定期的に剃ってあげると菌の繁殖を防ぎ、臭い対策に繋がるでしょう。
以上、へそのワキガ臭に関する詳細記事でした。